人気がなく不気味に静まり返った空間で2人の男と1人の女が何やら話し合っている。
「くそっ、あの時はボコボコにやられちまったなあ。」
一人の青年が言う。
「でもあの時本気出してなかったからやられたんじゃないの。」
一人の女性が言った。
「まさかあんなに強いなんて思いもしないだろ?しかも小学生ぐらいのガキにコテンパンにされるたぁ俺達幹部の恥じゃねえか。」
「俺達って私もなの?勝手に私まで弱体化しないでよね!」
「何だと!!」
二人は言い争いを始めた。
「シャークもタイガーも少し落ち着けよ。俺達仲間じゃねえか!」
割って入ったのは大男のベア。そう、三人は秘密結社ポイズンの幹部だったのだ。
「あの時は初めてだったし、まだ不慣れだったんだから仕方のないことだ。」
ベアの説得に納得する二人。
「よーし、じゃ俺一人でパラレルヒーローズをボロボロに・・・」
と言いかけたところで・・・
「テメーは何考えてんだ!!」
「私達を差し置くなんてずるいわよ!!」
ベアは調子に乗ってフルボッコにされた。
するとそこへ一人の男が現れた。
「相変わらず仲のいい三人だな。」
突然現れた男にベアが反応した。
「ポイズン・デッド様。」
男の名はポイズン・デッド。ポイズンの親分だ。
「そんなに出撃したいなら組織ぐるみで総攻撃を仕掛けますか。」
「はい喜んで。あの憎きパラレルヒーローズを倒しましょう。」
「やるからには全力で行くからな。」
こうして幹部達は街に出撃した。